多様化しているスポーツジムでの働き方!正社員になれる?

健康ブームは落ち着いたものの、食事や運動で健康を心がける人が増えており、スポーツジムの数も増えている印象です。今後超高齢化社会を迎えることが懸念されているので、今後も会員は増えていくかもしれません。

これから、スポーツトレーナーになりたいと考える人もいるでしょう。しかし、働くなら処遇が気になるところ。皆どのように働いているのか、正社員として働けるのかなどを調べてみました。

スポーツジムの種類

一昔前まではスポーツジムといえばフィットネスクラブのみでしたが、いまや多様化が進み、目的に合わせたジム選びが可能にまりました。主流はプールとジムマシン、スタジオが併設された総合ジムで、近年プールのない小型ジムが勢力を伸ばしています。

これは企業にとって、プールを造らないことで初期投資や運営費がカットできるというメリットがあります。総合ジムでは施設が活用しきれないという会員側も低料金で利用でき、どちらにとってもメリットは大きいです。小型ジムの中でも、24時間営業を売りにした24時間ジムも目立っています。

基本的にジムマシンのみが設置されており、筋トレしたり走ったりするだけで良い、という人に好評です。そして、究極の小型ジムといえるのが、女性専用フィットネスクラブかもしれません。ダイエット目的で通う人もいれば、ロコモ予防に通う高齢者もいます。

また、低負荷のジムマシンや交流スペースを設置した、高齢者がターゲットのスポーツジムもあります。それから、これまで俳優やモデルなど、一部の人だけが利用してきたパーソナルトレーニングを一般化させたのが、パーソナルトレーニングジムです。

理想の体型になるための集中トレーニングを行うジムで、短期利用が基本です。パーソナルトレーニングジムにも小型店舗ができており、低料金で気軽に利用できることから、今後も増えていくかもしれません。

スポーツトレーナーになるためにすべきこと

スポーツトレーナーには、基本的に特別な資格は不要です。ジムマシンの使い方を会員に説明するだけであれば、体に関する知識が特になくても構わないのです。とはいっても、資格がない人が正社員になれる機会は少ないでしょう。

多くの場合はアルバイトで、良くて契約社員です。ですから、スポーツトレーナーを目指す人は、大抵専門学校や大学で学んできています。スポーツ学科を設けている専門学校は全国に200校近くあり、大学や短大では130校以上あります。

大学他短大では学科にスポーツという名称が付かないことが多いです。大卒のスポーツトレーナーは、体育学科や武道学科、柔道整復学科などの卒業者が多い傾向です。もしパーソナルトレーナーを目指すのであれば、学校で学び、専門的な知識を習得しておきましょう。

明確な目標があるのなら、勉強する分野がはっきりしている専門学校がおすすめです。反対に、具体的な目標が描けていない人は、大学で幅広い知識を学び、可能性を広げるといいでしょう。また、スポーツ選手などの指導をしたいと考えている人は、4大卒が受験資格のNSCA-CSCSを取っておきたいので、大学進学がベストです。

スポーツトレーナーは正社員になれるか?

スポーツ系の専門学校や大学を出ていても、正社員で働いているスポーツトレーナーは多くない様子です。現場はアルバイト、というスポーツジムもあるくらいですが、全体的には、少数の正社員と契約社員で構成されているところが多いかもしれません。

正社員の求人は、総合職の場合も少なくないため、いずれ現場を離れてスポーツトレーナー以外の仕事を任される可能性があることも考慮しておきましょう。それから、パーソナルトレーニングジムでは、正社員であっても売上によって月給が変化する企業や、賞与のない企業もあります。

パーソナルトレーニングの顧客は短期利用が基本で、冬場は利用が減ることや、料金が高いために利用者が限定されることが背景にあるのでしょう。総合ジムでもパーソナルトレーニングを提供するところが多いですが、パーソナルトレーナーの資格を持った正社員や契約社員が勤めるジムもあれば、業務委託しているジムもあります。

フリーとして働いているパーソナルトレーナーは、こうしたジムに出向き、歩合制で収入を得ています。

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フリーパーソナルトレーナーの収入は?

大手の総合ジム、コナミスポーツの場合は、セッション料金の65%を業務委託するパーソナルトレーナーへ支払っています。

60分6,000円のセッションの場合、パーソナルトレーナーの報酬は3,900円です。人気が出てくるとセッション料金が値上がりするので、これよりは報酬が増えます。担当できるセッションが1日当たりに何本あるかで、収入が変化します。

個人事業主となるため、福利厚生はありませんし、確定申告なども自分で行わなければいけません。引っ張りだこのパーソナルトレーナーになれれば正社員になるよりも高い収入が期待できます。しかし、その確率を考えて、しっかりと進む道を決めたいところです。

資格を持ったスポーツトレーナーになろう

単なるスポーツトレーナーとして働くよりも、インストラクターの資格やパーソナルトレーナーの資格を持って働くほうが、将来性はあるでしょう。ただ、エアロビクスのようなスポーツインストラクターの場合、一般的に寿命が長くないとされています。

後々ヨガやピラティスなど、運動系でない指導者に転換する人が多いです。先のことを見据えて、随時勉強していく必要があるかもしれません。その点、パーソナルトレーナーは、年齢を重ねても勤められる職業です。といっても、常に新しい知識を得ていく努力は怠ってはいけません。

ですから、パーソナルトレーナーの資格は、4~5年に一度更新することが義務付けられています。資格は大卒でなければ取得できないものもありますが、独学で取れる種類もあります。業界未経験でも取れるのは、NESTA-PFTとNSCA-CPTです。

NESTA-PFTは全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会が発行する資格で、NESTAが認定した養成講座やコースを受講すれば、受験資格が得られます。一方、NSCA-CPTは全米エクササイズ&コンディショニング協会が発行する資格で、NSCAジャパンの会員となり、CPRおよびAEDの受講を済ませておけば受験できます。

国内ではNESTA-PFTのほうが認知度が高めなものの、総合ジムではNSCA-CPTの有資格者を要件にしているところもあるので、こちらの取得が望ましいかもしれません。問題数は155問、3つの選択肢から1つ選ぶマークシート方式の試験で、試験時間は3時間です。

合格率は約50%となっています。